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院長コラム|柔道整復師専科教員資格を取得するまでの道のりと、私がそこに込めた覚悟

院長コラム|柔道整復師専科教員資格を取得するまでの道のりと、私がそこに込めた覚悟

院長コラム|柔道整復師専科教員資格を取得するまでの道のりと、私がそこに込めた覚悟

|市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院


◆はじめに

こんにちは。

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院 院長の土谷です。

今回は、私が取得した 柔道整復師専科教員資格 について、

一般にはほとんど知られていない

  • 受講のための選抜試験(出願3月末/試験5月)

  • 資格取得のための認定試験(10月)

  • 受講資格の条件の厳しさ

  • なぜそこまでして私は取得しようと思ったのか

という“裏側”を、治療家としての私の考えと共にお話しします。

患者様のため、スタッフ育成のため、院の未来のため——

私が「教える側」へ進む決意を固めた理由がここにあります。


◆柔道整復師専科教員とは?

柔道整復師の教育現場(専門学校など)で国家試験を受験する学生に以下の分野を教える立場です。

専門基礎分野

  • 社会保障制度
  • 人体の構造と機能(解剖学のうち、運動器系の構造に関する事項)
  • 人体の構造と機能(運動学のうち、運動器の機能に関する事項)
  • 疾病と障害(リハビリテーション医学のうち、高齢者運動機能の維持・回復に関する事項)
  • 保健医療福祉と柔道整復の理念(医学史、関係法規、柔道、職業倫理)

専門分野

  • 基礎柔道整復学
  • 臨床柔道整復学
  • 柔道整復実技
  • 臨床実習(外部実習含む)の指導(臨床実習指導者講習を受ける必要はありません)

 

つまり、

柔道整復師を目指す学生に“柔道整復術とは何か”を教える側の専門職 です。

一般の方のイメージよりはるかに専門性・責任が重く、

“現場で結果を出せる治療家”であることは当然として、

学問・医学・教育の3軸が求められます。


◆まず、受講するための「選抜試験」が必要

実はこの資格、

「申し込めば誰でも受講できる」ものではありません。

3月に出願 → 5月に選抜試験 → 合格者のみ講習受講可

という流れです。

選抜試験では

  • 柔道整復理論

が問われ臨床20年近くの私でも、本気で勉強しないと受からない難度でした。


◆専科教員講習会で学ぶ内容は「治療家のOSを書き換える」レベル

選抜試験に合格すると講習会が始まります。

内容は非常に濃く、毎週土日に各8時間ほど行われます。

講習会の内容は治療家としての基礎から“教育者としての頭”へ変わる感覚でした。
また、全過程の8割以上の出席が条件で欠席に厳しいため通常業務をこなしながらの受講はかなり過酷でした。


● 臨床実技の徹底した再構築

触診の精度、動作分析、禁忌判断など、

「なぜ、その手技を選ぶのか?」

その根拠を言語化できない施術はすべて“不可”になります。


● 教育学(=治療家を育てる技術)

最も衝撃だったのは

“治療技術は、ただの作業ではない” という事実。

教えるべきは「手順」ではなく、

“考え方” “判断基準” “臨床推論の組み立て方” だと叩き込まれます。

私はここで、

“治療家は技術者ではなく、医療者である”

という原点を再認識しました。


◆講習修了後、10月に「認定試験」がある

講習を受けただけでは資格は取れません。

10月に実施される認定試験に合格することで、

ようやく「専科教員」と名乗ることができます。

試験内容は受講科目の各項目から出題されます。

国家試験以上の難易度と言ってもいい内容でした。

正直、この認定試験は

「柔道整復師としての知識を再認識させられるような試験」でした。


◆なぜ私は、この難関を突破しようと思ったのか

治療家は、経験を積むほど“技術者化”することがあります。

  • 自分の型が固定化する

  • 成功体験が呪いになる

  • 根拠より経験則が勝つ

私自身、20年近く現場に立ちながら、ふと

「このままでは成長が止まる」

と感じた瞬間がありました。

また院長として、

スタッフ教育の質をもっと高めたい

わかばの治療レベルを体系化して残したい

そして何よりスタッフ皆さんに、学び続ける姿勢を見せたい

という強い思いもありました。

だからこそ私は、

“学び直し”を決意し、専科教員資格に挑戦したのです。


◆取得して変わったこと

専科教員の学びは、臨床に直結します。


① 痛みの原因説明が「医学的にブレなくなった」

解剖・生理・整形外科学の理解が再構築され、

患者様への説明の精度が圧倒的に変わりました。


② 施術の根拠が明確になり、再現性が上がった

「なぜこの多裂筋に刺鍼するのか?」

「なぜこの起立筋にハイボルトを当てるのか?」

そこに**“医学的根拠”が乗ることで再現性が高まった**のです。


③ スタッフ教育が体系的になった

院長の勘ではなく、

“教育者の思考”で育成できるようになったことで、

スタッフ全体の成長スピードが大幅に上がりました。


◆患者様にとっても大きなメリットがある

専科教員の学びは、患者様に確実に還元されています。

  • 説明が理解しやすい

  • 安全性が高い

  • 治療の根拠が明確

  • 施術の精度が高い

  • 再発防止の指導が科学的

特に腰痛や肩の痛みなど、

“鑑別が必要な症状”では差が出ます。


◆最後に:治療家は「一生、学び続ける職業」

私は、選抜試験 → 講習 → 認定試験と進む中で、

何度も“初心”に帰らされました。

治療家は、

患者様の「今日」を支え、未来を変える仕事です。

だからこそ、

学びを止めた瞬間、治療家ではなくなる

そう痛感しました。

これからも私は、

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院の院長として、

教育者として、治療家として、

最高の治療を提供し続けます。

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