肘部管症候群は、肘の内側を走る尺骨神経が「肘部管（ちゅうぶかん）」という狭いトンネル状の構造内で圧迫・絞扼されることで発症します。

この尺骨神経は、小指・薬指の感覚や、手の細かい動きに関わる筋肉を支配しており、障害されるとしびれ・感覚異常・握力低下・筋萎縮などが現れます。

肘部管症候群の主な原因は以下の通りです：

肘を長時間曲げている姿勢（スマホ、PC、読書、睡眠中）

加齢やスポーツでの肘関節の変形

ガングリオン（滑液嚢腫）や関節炎による圧迫

過去の外傷（骨折・脱臼）に伴う骨構造の変化

職業柄の反復動作（重作業、楽器演奏、デスクワークなど）

とくに長時間の肘屈曲や圧迫姿勢が継続すると、神経に負担がかかりやすく、症状が進行するリスクがあります。

肘部管症候群を改善するためには、神経の通り道を広げ、圧迫を和らげることが必要です。

さらに、首〜肩〜肘〜手首までの神経経路全体を調整し、負担を分散させる施術が重要になります。

必要な施術ポイント：

尺骨神経の圧迫を緩和する筋肉・筋膜の調整

肘関節周囲の可動性の回復と炎症軽減

神経伝達機能を高めるための鍼・電気刺激療法

姿勢改善・日常生活での動作指導による再発予防

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、肘部管症候群に対して以下のような施術を組み合わせて行っています。

① ハイボルト治療
神経圧迫部位と関連する筋肉に電気刺激を与え、炎症の抑制と神経の興奮を鎮めることで、早期のしびれ緩和を図ります。

② 現代的鍼治療
尺側手根屈筋・肘筋・腕尺骨筋など、神経通過部位の筋肉へピンポイントで刺鍼を行い、深層の緊張を緩和します。

③ 解剖学的手技療法
肘関節・頸椎・肩関節の連動を調整し、神経の滑走性と可動性を回復。しびれの根本改善を目指します。

④ 生活指導・セルフケアアドバイス
肘の負担を減らす姿勢や作業環境の見直し、ストレッチ指導により、日常生活でも再発しにくい身体づくりを支援します。

「少しのしびれだから大丈夫」と思って放っておくと、肘部管症候群は進行して手指の変形や筋萎縮が起こるリスクもあります。

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、初期症状のうちからしっかりと原因にアプローチし、根本からの改善を目指す施術を提供しています。

神経の不調によるしびれ・違和感が気になる方は、どうか我慢せずにご相談ください。

あなたの腕と指の快適な動きを、もう一度取り戻しましょう