シーバー病は、成長期の子どもに多く見られる「かかとの骨端軟骨」の炎症です。踵骨（しょうこつ）と呼ばれるかかとの骨が急速に成長する過程で、周囲の筋肉やアキレス腱の柔軟性が追いつかず、強い牽引力がかかることで発症します。

特に運動を活発に行う小学生〜中学生の男子に多く、ジャンプやダッシュを繰り返すことで踵に負担が集中し、痛みが引き起こされます。

アキレス腱やふくらはぎの筋緊張による牽引力

成長期特有の骨軟骨の脆弱性

柔軟性の低下（ストレッチ不足）

足底アーチの崩れや過回内足

長時間のランニングやジャンプ動作

合わない靴や硬いグラウンド環境

これらの要因が複合的に絡み合うことで、踵骨の骨端軟骨が過剰に刺激され、炎症が起こります。

シーバー病では、炎症部位への負担を軽減しながら、周囲の筋肉・関節・足部バランスを整えることが重要です。単なる安静だけでは再発のリスクが高いため、成長に合わせた機能回復を目的としたアプローチが必要になります。

必要な施術内容は以下の通りです：

アキレス腱や腓腹筋の柔軟性回復

足部アーチの再構築

神経・筋のバランス調整

痛みの軽減と炎症の抑制

競技復帰を見据えた段階的リハビリ

当院では、成長期の痛みに対し、安全かつ効果的な治療法を複合的に提供しております。

① ライプス（超低出力超音波療法）
微細な超音波振動を炎症部位に照射することで、細胞レベルでの修復を促進します。刺激が極めて弱く、成長期の骨端症に対しても安全性が高く、炎症沈静化と組織再生をサポートします。

②ハイボルト治療
炎症部位に対して高電圧刺激を加えることで、即時的な疼痛緩和と血流促進を図ります。運動復帰の判断にも役立ちます。

③現代的鍼治療
緊張の強いふくらはぎや足底筋群に対し、刺鍼により筋膜リリースと循環改善を促進します。成長期にも配慮した浅層かつ安全な技術を用います。

④ 解剖学的手技療法
足関節・距骨下関節・膝関節までのアライメントを調整し、再発を防ぐ身体の使い方を習得していただきます。

お子さまの「かかとの痛み」は、単なる成長痛で済ませてはいけません。シーバー病は適切に対応すれば、競技を継続しながらでも改善が可能です。

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、医療的視点とスポーツ現場の知見を活かした施術を提供しています。

一人ひとりの成長に合わせて、未来につながる施術をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。