テニス肘は、肘の外側にある“上腕骨外側上顆”という骨の付け根に付着する筋腱が炎症を起こした状態です。

手首を反らせる筋肉（伸筋群）を繰り返し使うことで、腱に微細な損傷が蓄積し、痛みを引き起こします。

もともとはテニスのバックハンド動作に由来する名前ですが、近年ではキーボード入力・包丁作業・育児中の抱っこ・長時間のスマホ使用など、あらゆる日常動作で発症しています。

テニス肘の発症には以下のような原因が関わっています：

前腕の伸筋群の使いすぎ（特に短橈側手根伸筋）

肘関節や手関節のアライメント異常

肩・肩甲骨・体幹の機能不全による過負荷集中

筋膜の癒着や滑走性の低下

姿勢不良や肘〜手首の反復負担

これらの要因が重なることで、局所の炎症だけでなく、関節運動の非効率性や神経の過敏状態を引き起こし、慢性化の悪循環を生み出します。

テニス肘を根本から改善するには、単に「炎症を抑える」だけでなく、肘〜手〜肩〜体幹に至る連動性の改善と、負担が集中している原因の除去が必要です。

とくに必要なアプローチは以下の通りです：

痛みの急性期には神経の興奮を鎮め、炎症反応を抑制

筋膜の滑走性を改善し、局所負担を分散

手関節や肘関節のアライメント調整

肩甲帯や体幹の使い方の再教育による根本改善

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、テニス肘に対し以下のような多角的アプローチを行います。

① ハイボルト治療
炎症や神経過敏部位に対して高電圧刺激を与え、鎮痛・治癒促進を図ります。圧痛点の特定にも有効です。

② 現代的鍼治療
短橈側手根伸筋・長橈側手根伸筋・腕橈骨筋など、前腕伸筋群の深部に対して刺鍼を行い、筋緊張と血流を改善します。

③ 解剖学的手技療法
肘・手首・肩関節の連動性を取り戻す調整を行い、再発しにくい身体の使い方へと導きます。手の使い方の指導やストレッチ法も併用します。

テニス肘は放置すると慢性化し、日常生活の些細な動作さえつらくなってしまう厄介な症状です。

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、単なる安静ではなく、動かしながら治していく“機能回復型”の施術を提供しています。

痛みの原因を根本から見直し、「使っても痛まない肘」を一緒につくっていきましょう。

ご相談だけでも歓迎しております。お気軽にご連絡ください。