TFCC（三角線維軟骨複合体）は、手首の小指側にある複数の靱帯・軟骨から成る構造で、手関節の安定性を保ち、回内外動作（手のひねり）をサポートしています。

転倒して手をついたり、ラケット競技・投球動作の繰り返しにより、この構造に過度な負荷がかかることで損傷や炎症が起きる状態を 「TFCC損傷」といいます。

急性外傷だけでなく、日常生活の動作や姿勢の癖でも発症します。

TFCC損傷の原因は主に以下の通りです：

転倒して手をついた際の外傷（手首の捻挫・打撲）

ドアノブをひねる、開けるなどの反復回旋動作

テニス・野球・バドミントンなど手首を酷使するスポーツ

加齢による軟部組織の脆弱化と変性

橈骨と尺骨の長さの不均衡（尺骨突き上げ症候群）

これらの要因によって、TFCCに微細損傷や断裂が起こり、手首の安定性が損なわれて痛みや機能障害が生じます。

TFCC損傷は、患部に無理な負荷をかけず、回復を助ける環境を整える保存的施術が基本となります。痛みを早期に取り除きつつ、再発を防ぐための機能改善を図ることが重要です。

有効な施術方針：

炎症反応を抑制し、痛みを軽減する治療

手首〜前腕〜肘〜肩までの連動改善

神経の興奮や筋肉の緊張を和らげる施術

スポーツ・仕事での使用パターンに応じた動作改善

痛みの部位だけでなく、全体の運動連鎖の中で根本原因を評価・施術することが回復の近道です。

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、TFCC損傷に対して以下のような多角的な施術を行っています。

① ハイボルト治療
損傷部周囲の炎症や神経興奮を抑え、痛みの早期軽減と可動性改善を図ります。

② 現代的鍼治療
前腕〜手関節の深部筋や神経経路に対して刺鍼し、局所の血流改善・緊張緩和・治癒促進を目指します。

③ 解剖学的手技療法
手関節だけでなく、肘・肩・肩甲帯までの筋膜ラインを調整し、再発しにくい機能的な動作を再構築します。

④ 固定・セルフケア指導
必要に応じてサポーターやテーピングで患部を安定させ、日常生活での負担軽減や再負傷予防を丁寧に指導します。

「ずっと使う手だからこそ、ちゃんと治したい」

市川駅徒歩30秒のわかば鍼灸整骨院市川本院では、TFCC損傷に対して局所だけでなく全身の使い方から徹底的に評価・施術します。

一時的な安静や痛み止めに頼るだけでなく、再発を防ぎ、安心して手を使える未来のために。

手首の痛みや不安がある方は、ぜひ早めにご相談ください。