症例報告
【症例報告】交通事故で加害者になってしまった方の首の痛み(ムチウチ)
【症例報告】交通事故で加害者になってしまった方の首の痛み(ムチウチ)
過失70:30・相手の自賠責保険を使用して治療開始
年齢:58歳/男性
症状:首の痛み・可動域制限・肩甲帯の重だるさ・頭痛
■ お悩み
交差点での不注意により相手車両へ接触してしまい、過失割合は70:30で自分が加害者となったケース。事故直後は大きな痛みはなかったが、翌日から首の動きに強い制限が出現し、肩甲骨内側への張りと頭痛が生じた。
ただし、
「加害者だから治療を受けてよいのか…?」
という心理的負担が強く、数日間、受診をためらっていたとのこと。
来院時には、
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首の回旋で鋭い痛み
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デスクワークで悪化する重だるさ
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朝の起床時に強いこわばり
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頭痛と肩の張り
といった典型的なムチウチ症状がみられた。
■ 初回評価
問診・視診・触診と、交通事故外傷に必要な検査を丁寧に実施。
● 実施した検査
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各種徒手検査:Spurling、Jackson test など
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腱反射検査:上腕二頭筋・三頭筋・腕橈骨筋
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MMT:頚部屈曲・伸展・回旋
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ROM検査:頚椎前後屈・側屈・回旋
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神経学的検査:しびれ・感覚低下の確認
● 初期所見
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頚椎回旋が右25°・左20°で強い痛み
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僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋の著しい緊張
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MMT:屈曲・伸展ともに4/5と軽度低下
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頭痛・倦怠感を伴う
典型的な交通事故性ムチウチ(頚椎捻挫)と判断。
■ 初回治療
交通事故治療では、検査・施術内容・症状の推移をカルテに確実に記録することが重要。
施術と同時に、この点も丁寧に進めた。
● 実施治療
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物理療法(立体動体波・微弱電流):筋緊張と炎症の軽減
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手技療法:頚部深層筋と肩甲帯の調整
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姿勢指導:仕事時の座位調整
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心理的フォロー
→ 「加害者でも治療を受けてよい」という法的・制度的説明
→ 相手の自賠責保険で治療が可能であることを伝達
● 初回治療後
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可動域:回旋25°→30°
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痛み:10 → 6
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緊張の強かった筋のこわばりが軽減
■ 保険についての心理的フォロー
患者様は「加害者だから症状を言いづらい」「痛みを我慢しなければ…」という心理的負担を強く抱えていた。
しかし実際には、
過失があっても治療を受けてよい
相手側の自賠責保険の適用が可能
健康保険を使う必要もない
症状を我慢する必要はない
これは法律・保険制度に基づいた正当な権利であるため、その点を丁寧に伝え、不安を取り除きながら治療を継続した。
■ 治療の経過
● 1ヶ月目
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可動域が徐々に回復
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頭痛の頻度が減る
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肩甲骨内側の重だるさが軽減
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MMT改善(4→4+)
依然としてデスクワークで疲れやすい状態。
● 2ヶ月目
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可動域:左右回旋45°以上に改善
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朝のこわばりがほぼ消失
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仕事中の重だるさが半減
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頭痛は軽度のみに
心理面の緊張もとれ、治療経過が安定する。
● 3ヶ月目
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可動域・筋力ともに正常
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痛み・張り感ともに消失
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日常生活・仕事へ完全復帰
総合的にムチウチ症状が消失したため治癒判定。
■ 卒業(治癒)
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首の痛み:完全消失
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可動域:正常化
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頭痛・倦怠感:消失
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肩甲帯の緊張:正常
事故後の不安や罪悪感も軽減し、安心して治療を終えることができた。
■ 同じように「加害者になってしまった方へ」
交通事故の加害者になると、
「治療していいのか?」「相手に悪い気がする」
と遠慮してしまう方が本当に多くいます。
しかし、
加害者でも治療を受ける権利があります。
そして、
相手側の自賠責保険で治療が可能です。
痛みを我慢して放置すると、
頭痛・倦怠感・慢性痛・自律神経症状などに発展することもあります。
事故後に首の痛みや違和感が出た場合は、
遠慮せずに 市川駅直結のわかば鍼灸整骨院市川本院 までご相談ください。
専門的な検査と事故対応の知識で、不安を抱えたままにならないよう丁寧にサポートいたします。















